コラム

 公開日: 2013-03-24 

就業規則のツボ④

こんにちは。

3月から4月にかけてのこの時期は、従業員の退職、就職(採用)、あるいは人事異動等で、人の動きが活発になる時期です。
従業員本人は勿論のこと、その被扶養者の異動についても、法令どおり怠りなく社会保険等の手続きを行ってください。

さて、就業規則のツボ。
今回、紹介する規定例は、情報管理についてです。

【規定例 1】
(機密情報管理に関する遵守事項)
第○条
従業員は、職務上知り得た会社、顧客及び取引先等に関する情報、その他職務に関する一切の情報(以下、「機密情報」という。)の管理に十分な注意を払うものとし、当該情報を他に漏洩し、又は個人的に使用する等してはならない。また、自らの業務に関係のない会社及び顧客の情報を不当に取得してはならない。
2 従業員は、前項に揚げる情報の漏洩防止のために、次の事項を守らなければならない。
(1)従業員は、知り得た機密情報を会社の許可なく、第三者に漏らしたり、私的に利用してはならない。
(2)インターネット上(ブログ、ツイッター等)又はそれに類する場所に、機密情報及び会社名の掲載並びに会社名を想像・連想させる記事や書き込みを行ってはならない。
(3)従業員は、機密情報を記録する媒体物につき、会社の許可なくしてコピー、複製、撮影等をしてはならない。
(4)パソコン等からアクセスすることができる機密情報については、許可なくコピー、プリントアウト、その他複製及び他のパソコンやネットワークにデータ送信等をしてはならない。
(5)他部署への人事異動もしくは退職又は解雇の際に、自らが管理する機密情報に関するデータ・書類等がある場合は、速やかに会社に返却しなければならない。
3 前項各号に違反した場合は、懲戒処分とする。
4 機密情報は、会社に雇用されている期間はもとより、退職後又は解雇された後においても、他に漏洩し、又は個人的に使用する等してはならない。
5 本条に違反して、機密情報を開示、漏洩もしくは使用した場合は、法的な責任を負うとともに、これによって会社が被った一切の損害(訴訟関連費用を含む。)について、その全額を賠償しなければならない。

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今さら私が言うまでもなく、現代はインターネット旺盛の時代です。
気軽にツイッター等で、『つぶやき』ができる時代です。

社員が、会社の内部情報を、又は、それを想像させる情報をインターネット上に書き込みしてしまった!
あなたの会社の就業規則は、そのような事態に対応できる就業規則になっていますか?

ポイントは、以下の①~④の点をしっかりと定めることです。
① 何をしてはいけないのか?を具体的に定める。
② 違反した場合は、懲戒処分とする。
③ 退職後も、情報を漏洩してはならない。
④ 違反した場合は、損害賠償の責任を負う。


モデル就業規則などによくある、情報管理に関する規定例は、以下のとおり。

【規定例 2】
第○条
従業員は、会社及び取引先等に関する情報の管理に十分注意を払うとともに、自らの業務に関係のない情報を不当に取得してはならない。
2 従業員は、職場又は職種を異動あるいは退職するに際して、自らが管理していた会社及び取引先等に関するデータ・情報書類等を速やかに返却しなければならない。

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規定例 2 の内容だけで、あなたの会社を守ることができますか?

たかが就業規則。されど就業規則。

トラブル防止のために、是非、貴社の就業規則のご確認を!

※なお、上記の規定例は、あくまでも例ですから、会社の実情に応じて修正が必要です。

この記事を書いたプロ

久志田社会保険労務士事務所 [ホームページ]

社会保険労務士 久志田諭

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