コラム

 公開日: 2013-05-26  最終更新日: 2013-06-01

中途採用の社員の給与をいくらに設定すればいいですか?

こんにちは。

お客様から、こんな相談が寄せられました。

<質問>
中途採用の社員の給与をいくらに設定すべきか?

A さんを中途採用することになった。
当社は、製造業である。A さんからは製造部で働いてもらう予定だ。
Aさんは、以前、別の製造業の会社で勤務していた経験がある。40代で、妻(パート)と子供1人(小学生)がいる。
当社は、社員数20人程度の中小企業である。就業規則はあるが、明確な賃金体系はなく、正直なところ、社員の給与は、社長のさじ加減で決めている。
社員の年齢構成は20代から60代までバラバラだ。A さんと同じ製造部には、40代の社員は2人いるが、いずれも勤続年数10年以上の中堅・ベテランである。

40代で妻子ある男性社員を、まさか高校を卒業したばかりの新入社員と同じ程度の給与で雇うわけにはいかないし、かと言って、勤続年数の長い他の40代の社員と同じ程度にするのも公平でないように思う。

Aさんの給与を、およそいくらぐらいに設定するのが妥当か教えてほしい。

<回答>
給与は、労働の代償として支払われるもので、一般的には、
1.勤務成績、勤務態度
2.年齢、経験、能力
3.職務内容、職務の重要度、困難度、責任度
などに応じて決まるものでしょう。

現在、社長のさじ加減で給与を決めているにしても、意識しているかどうか分かりませんが、これらの尺度で社員を査定し、決めているのではないでしょうか?
また、社長が、これらの要素のうち、どこに重きを置いているか?によって決まってくるのではないでしょうか?

もし、A さんが、現在いる製造部の40代の社員と比較して、年齢、経験、職務内容等は同等だが、職務の重要度等は低く、勤務成績は未知数だとするならば、その分を割り引いた給与に設定するのが妥当ではないでしょうか?「その分」がどれくらいのウエイトなのかは社長の考え方次第です。
そして、一定期間の働きぶりを見て、賃上げも検討してみてはいかがでしょうか?

なお、他の社員に対して「家族手当」を支給しているようであれば、A さんにも同様の手当を支給すべきだと思います。

参考までに、労働基準法第22条には、使用期間、業務の種類、地位、賃金、退職の事由について、退職時の証明を請求できる旨が定められています。
前勤務先から退職時の証明を交付してもらい、前職の賃金を一つの参考にするのもよいかもしれません。

この記事を書いたプロ

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